Post Script
 みなさん、長かったですか、328は長かったです。
 長距離走にたとえるなら、この作品は3000メートルくらいです。普段書いてる短編は100メートルくらいです。ながかったです。
 あとがきもそれなりの長さになるかと思われますので、いつも通り箇条書きでまいります。興味のある方だけ、どうぞ。

ボロ
 実際にこのネコ、います。うちの実家のネコがモデルです。名前の由来もおなじですが本物は白猫です。なんとなく白より三毛の方が雰囲気に合っているかなと思ったので変えてみました。作品中ではずいぶん活躍してくれました、ありがとう。

ゼロス
 あえて純情なゼロス少年を描いてみたくなりました。ゼロスは教会うんぬんですれてなかったらこんな感じになったんじゃないかなあともそもそ妄想していたらたまらなくなりました。うまく伝えられたかわかりませんが書いた側としては満足です。

ロイドくん
 この作品ではロイド→→→ゼロスで!というあれがあったのでものすごくゼロス一直線な乙女っこになりました。あとは・・・とくにいうことは・・・ないかな。(あれ?

しいな
 なんだろうこのこ、番外編を書いてからすごく愛おしくなりました。ゼロスのことを好きだった過去があるから、ロイドとのことを応援したかった子なんだ、ふたりがうまく行ったのはちょっと寂しいし羨ましくもあるけど、それでもよかったねと言ってあげる子なんだ!しいな、いいこ!すき!

セレス嬢
 ロイドくんとはなかなかバトルな関係に発展したらいいなあなんておもいます。
 「ゼロス、おべんと!」「あらいやだわロイドさん、お兄さまはタコはお嫌いですのよ」「ええっ!」なんてことになったら、すてき!^^

全体
 めずらしく、最初から最後までプロットを立てて書きました。全部書き終えて、きちんと計画どおり書けていてとてもびっくりしました。

 書いている途中に気にしたのは、疾走感ですね。高校生=元気=全力疾走!という方程式が頭の中にあったので、とりあえずいっぱい走らせてみました。元気な感じを出してみたかったんです。

 あと、この作品は本編を書くのもとても楽しかったんですが、なにより番外編を考えているときが一番にこにこしました。たのしかった!

 それから、今でなければこのお話は書けなかったと、おもいます。今だからこそ、書けるお話だとおもいます。おそらく五年後同じものを書けと言われても書けないでしょうし、五年前でも書けなかったでしょう。本当に、いま、この時期につくることができてよかったと、おもいます。

一万打
 ずいぶん遅れてしまったけれど、当初は一万打キリリクとして始めた連載でした。
 学園パロでゼロロイがっつり!とのことでしたのでがっつり書いてみたらおそろしい長さになってしまってガクガクブルブルしています・・・。(2ヶ月以上もかかってしまって申し訳ないです・・・!)
 リクエストくださったまなとさん、どうもありがとうございました。自分なりに、せいいっぱい、書かせていただきました。(捧げます!と安易に言える長さでなくなってしまってすいません)

最後に
 ここまでお読みいただき、本当にありがとうございました。
 連載中はすぐにくじけてしまう人間なのですが、みなさんのあたたかい応援のお言葉で、最後まで書ききることができました。本当に、感謝の一言に尽きます。このお話を書かせてくださって、ほんとうにありがとうございました。



2008.11.10 328